【仕事も年収も恋愛も】セルフイメージの作られ方と私たちに及ぼす影響力

【仕事も年収も恋愛も】セルフイメージの作られ方と私たちに及ぼす影響力

セルフイメージってなんとなくわかるけど、実際のところどういう意味でどんな効果があるんだろう?

こんにちはアズマカイトです。今回はこちらのお悩みを解説していきたいと思います。

  • セルフイメージとは?
  • セルフイメージが形成される流れ
  • セルフイメージが及ぼす影響

「セルフイメージ」という言葉は最近ではかなり一般的にも浸透して来たのではないかと思います。

自己啓発の分野では昔から使われて来た言葉で、変化成長のためには必要不可欠なエッセンスでもあります。

今回はそんな「セルフイメージ」という言葉の意味とそれが私たちにもたらす良い影響、悪い影響。

そしてセルフイメージが形成し定着するまでの流れを解説していきたいと思います。

また次回にはセルフイメージの書き換え方と活用法を解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

セルフイメージとは?

セルフイメージ1

セルフイメージを一言で言うなら「自分に対するイメージ(印象)」のことです。

自分は飽き性なのか凝り性なのか、外交的か内向的か、運動が得意なのか苦手なのかといった具合に自分がどんな人間だと思っているのかということになります。

ここでのポイントは「自分が」どう思っているか?ということです。

ですので周りからの評価とは違うわけですね。

また自分が自分のことを”飽き性”だ。と思っていても、周りからは”色んなことに興味を持っている”と認識されていることだって全然あります。

このように周りの評価が高かろうが低かろうがセルフイメージには関係なく、自分自身が自分に対してどう思っているのか、どう感じているのかということが大きな特徴です。

そのためセルフイメージは『思い込み』と言い換えてもいいかもしれません。

そのくらい自分に対するイメージは強固でなかなか疑う事がないのです。

セルフイメージが形成される流れ

セルフイメージ2

ではこんな強固な思い込みはどうやって作られるんでしょうか?

実はセルフイメージの大半は幼少期に作られます。

大人になった僕たち自身が覚えていないようなことも、もちろんセルフイメージを形成する1つです。

例えば、母親に「片付けができてえらい」と褒められた経験があり、そのことをとても嬉しかったとしましょう。

すると「片付けができる人は偉い人」「片付けができると母親に褒められる」といった思いが作られ始めます。

そして片付けを繰り返すうちに”自分は片付けができる”とセルフイメージが作られるのです。

これは勉強でもスポーツでも同じです。

また逆に怒られたりしかられたりした経験も同様ですし、何気ない一言も関わってきます。

僕の場合で言うと弟が生まれてから「お兄ちゃんでしょ」と我慢することが多くなりました。

そのため何かあれば、まず”譲る”というセルフイメージを持っていたんですね。

欲しいものややりたいことがあってもまずは我慢して周りにお伺いを立ててから、やる。そういうプロセスになったのです。

我慢せずに飛びつくと嬉しい反面、何だか申し訳ない気持ちになったりもしました。

もちろんこの「お兄ちゃんでしょ」だけが影響しているわけではなく、そのほかあらゆる経験が関わって作られていくのですが、その1つとなってはいたでしょう。

また幼少期に作られやすい理由としては、子供の頃は心が未成熟のため周りの言葉をそのまま受け取ります。

そのために言葉がそのまま心の深くに刻まれるのです。

この深い部分というのがいわゆる無意識の部分に当たるので、セルフイメージが自分ではなかなか気づきにくい理由でもあります。

概ね5〜10歳までにセルフイメージの基礎が完成されると言われています。

セルフイメージが及ぼす影響

セルフイメージ3

セルフイメージは良くも悪くも僕たちに与える影響力がとても強力です。

例えば”お金”に関してもセルフイメージが大きく関わってきます。

「自分の年収はこのくらいだろう」というセルフイメージを持っているとそれ以上を稼ぐことは容易ではなくなります。

気持ちとしてどんなに多くを稼ぎたいと願っても、セルフイメージが相応しくないと無意識に力をセーブしてしまうのです。

他にも恋愛でも「女性が苦手」「男性が苦手」というセルフイメージを持っていると、異性の前でうまく言葉が出て来ません。

でもそれって単に性格とかコミュニケーション能力の問題じゃないの?と思うかもしれません。

そこで興味深い実験があります、スタンフォード監獄実験と呼ばれる有名な心理学の実験なのですが、ある刑務所を舞台に「看守役」と「受刑者役」に分かれて役を演じさせました。

すると日を増すごとに看守役はより高圧的で厳しい看守らしく、受刑者は罪悪感や従順に行動したりとより受刑者らしくなりました。

これは「役割効果」と呼ばれるもので実は私たちの日常でも活用されています。

それが”制服”です。

制服を着ると仕事モードに切り替わり、いつもよりハキハキと喋れたり、仕事のペースが上がったりと言った効果があります。

実際僕は以前、登録販売者として医薬品の販売をしていたことがありましたが登録販売者の制服を着ることでそれまでより自信を持って成分の説明やスタッフへの指示ができるようになりました。

このように「自分がどういう人間か」という思い込みが仕事のパフォーマンスや人とのコミュニケーション、自分の収入にまで影響してくるのです。

もしかすると今あなたが抱えている問題や悩みは自分のセルフイメージが原因で起こっているのかもしれません。

セルフイメージが自己啓発の分野だけでなく実は僕たちの日常にとても密接であることがわかって来たのではないでしょうか。

次回はセルフイメージの書き換え方と活用法をご紹介していきます。

少しでも興味を持っていただければそちらも読んでいただけたらと思います。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。