【勘違いしてない?】みんなと違っていい!本当の協調性とは【同調と協調の違い】

【勘違いしてない?】みんなと違っていい!本当の協調性とは【同調と協調の違い】

周りに合わせるのしんどいな・・。でもそうしないと協調性のない人って言われるし・・・。

こんにちは、アズマカイトです。今回はこちらのお悩みについて解説していきたいと思います。

  • 協調性の一般的なイメージと正確な意味
  • 協調性と同調性の違い
  • 協調性を養うポイント

協調性という言葉は子供の頃から耳にしてきた言葉です。

先生から協調性のある良い子と言われたり、逆に協調性の無い子と言われ両親を心配させてしまったりと「協調性」は私たちを評価する言葉として使われてきました。

社会生活を過ごすためにも協調性はある方がいいわけですが、昨今協調性という言葉が間違って使われているように思います。

そのために本来は思い悩まなくてもいいことに深く悩んでしまう人も多くみてきました。

今回の記事はそんな誤解を解き、正しく協調性を養っていけるきっかけにしてもらえればと思っています。

ぜひ最後までご覧ください。

協調性の一般的イメージ

協調性1

協調性と言われてまず初めに思い浮かべるのはどんなイメージでしょう?

「聞き分けがいい」「周りとうまくやれる」「言うことをちゃんと聞く」この辺りでしょうか。

協調性が高い人というのは自分をどんどん主張する人というよりは、周りに合わせたり、その場の空気をしっかり読める人を指している事が多いように思います。

そのため個性の強さとは真逆にあるように捉えている人もいます。

協調性を辞書で調べてみると、『協調性とは自分と異なる立場、違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のこと』。とあります。

そのため協調性のある人は周囲の意見を鋭く察知できるため、利害や立場の異なる人とも協力して何かを遂行できる人たちと言えます。

一方で同調を調べてみると『集団内の大多数の人々が一致して示している行動,態度,集団の標準,規範などに合致する,あるいは類似した行動や態度をとること』と書かれています。

言葉の意味をみていくと、一般的に私たちが協調性だと思っているものはどちらかと言えば「同調」に近いものだということが見えてきます。

協調性と同調性の違い

協調性2

協調と同調の1番の違い。

それは「主体性」です。

協調性は協調性とは自分と異なる立場、違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のこと』とあるように自分の意見や考えをしっかり持った上で違う意見や自分とは異なる考え方の人たちと足並みを揃えて行動しています。

そのため他者同士の調整役や緩衝材の役割も少なからずあるかもしれませんが、大前提として自分の方向性がしっかりしている事が大切です。

一方で同調性は集団内の大多数の人々が一致して示している行動,態度,集団の標準,規範などに合致する,あるいは類似した行動や態度をとること』と書かれていますので、自分の意思で考え行動するというよりは”前に倣え”で行動を合わせていくと言えます。

こうやって言葉の意味を理解してくると協調と同調が違うものだという事がわかってくると思います。

そしてもう一つ大切なポイントとして協調性には「個性」や「自分らしさ」が必要になるという点です。

協調性と個性

今までのイメージでは協調性と個性は真逆の位置にいるような物でしたが、しっかり意味をみていくとこの二つは両立することが出来るし、むしろ協調性は出していくためには個性が必要不可欠であるとさえ言えます。

なぜなら自分の意見や考えをしっかり持つということは”自分”をしっかり持つということだからです。

軸となる自分こそ個性や自分らしさが滲み出てくる部分でもあります。

協調性を養うポイント

ポイントその1:個性や自分らしさを取り戻す

協調性3

まずは何よりも個性や自分らしさを取り戻すことが重要です。

ただ個性や自分らしさと聞くと、とても個性的な人やユニークな人、一見すると変わっていると思われてしまう人を想像するかも知れません。

しかしそんなことはなくて、自分の好きなものは何か、嫌いなものは何か、得意なことは何か、苦手なことは何か、こういったことをしっかり理解していくことが個性の第一歩です。

どんなものにも”自分”が入ってきます。それが自分の好きなものや嫌いなものなら尚更です。

どうして好きなのか、どこが嫌いなのか、こういったことをしっかりと理解して自分を知ることが個性や自分らしさを取り戻すことに繋がります。

ポイントその2:周りの意見や考え方を受け入れる

協調性4

自分の軸をしっかりと取り戻すと同時にわがままや自分勝手になってしまうと本末転倒です。

周りの意見や考えに対して自分がどんな気持ちになるのかを観察していきます。

「それは違う」「間違っている」と感じるなら、それはまだ自分の意見に固執してしまっています。

自分とは違う意見のも「この人はそう考えるのか」「そういう見方、捉え方もあるのか」と否定をせず受け入れるというステップです。

ただ受け入れたからといってその意見を通すわけではありません。

協調性は自分とは違う意見や考えを持つ人たちと協力して目的を達成することですから、正論でねじ伏せるわけでは無いのです。

相手の意見を聞いてどうすればお互いが納得して進めるのかを考えるためにまずは自分とは違う意見や考えを受け入れます。

ポイントその3:目的のため何が必要か分析する

協調性5

3つ目のポイントは分析力です。ただここでの分析とは数字的なものではなく、お互いが協力して進むためには何が必要なのか、どうすればいいのか、を考えることです。

時には何かの物かもしれませんし、熱い想いかも知れません。キーパーソンになる人物かも知れません。

その時その時によって必要なものは変わってきますので柔軟な考えが必要になってきます。

ここでの分析力は一朝一夕で身につくものでは無いので、日常から自分には関係ないものでも「この人たちはどうすれば協力できるのかな」と観察してみるといいでしょう。

まとめ

協調性と同調性は似て非なるものです。

もちろん同調が悪いわけではありません。周りの意見と同じに動くことも大切です。

しかしそれは自分でしっかり考えた結果、周りと同じ行動を取るのと、何も考えず前に倣えをするのでは意味が大きく変わってきます。

この記事を自分らしく生きながら周りと協調し、協力できる関係性を作るきっかけにしてもらえたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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