コーチ?セラピスト?何が違うの?メンタル業界における肩書きを徹底解説

コーチ?セラピスト?何が違うの?メンタル業界における肩書きを徹底解説

こんにちは、アズマカイトです♪( ´▽`)

 

昨今メンタル業界に参入される人も増えていると感じる今日この頃。

「心」という分野にそれだけ興味関心を持つ人が増えているという事でもあるので嬉しい事なのですが、その中でもかなり曖昧になっているのが「肩書き」問題。

 

そこで今回はコーチやセラピストと言った肩書きの違いについてお伝えしていきたいと思います。

ぜひご自身の肩書きの参考にしていただけたらと思います♪

 

業界の現状

実際のところ、メンタル業界においての肩書きは統一されておらず、個人個人が好きなように名乗っているのが現状です。

 

その理由として、統一された資格制度や団体がなく(大小様々な民間資格が多い)、良くも悪くも誰でも名乗ることが出来るということ。

そのため、他者との違いを出すために「それ何?」という肩書きを作り出すということもあります。(かくいうワタシも駆け出しの頃かなり意味不明な肩書きを名乗っていました笑)

 

名乗る側も自分の肩書きまで意識してつけている人は少ないですし、聞いた側も違いが分からないので、結果的に似たサービスでも色んな肩書きの人たちが乱立するという状況が出来上がったのです。

 

今回解説していく肩書きに関しては、学術的に定義されていること、というよりは、ワタシ自身が業界にいて感じる私見も多く入っていますので、これが正解!というよりはご自身の一つの基準として活用していただければと思います。

 

「成長」「達成」

行動を促すことで、今よりもプラスの状態に導く肩書き

コーチ

主にクライアントの精神的成長を促し、目標達成を支援するというもの。

流派や派閥によって方法は様々ですが、基本的な考え方としては「答えは本人が持っている」をベースにしているので質問によってクライアントから答えを導き出し、行動を促すことで自己実現を達成させるよう働きかけています。

コンサルタント

コンサルタントは「相談に乗り解決策の提示をする」をメインで行っており、コーチングとの大きな違いは、コーチングはあくまで質問によってクライアントから解決策や行動を引き出すのに対して、コンサルティングはこちらから解決策を提示するという点。

トレーナー

決めた目標に対して適切な指導を行い、確実にレベルアップさせていくのがトレーナーです。

メンタルトレーニングは訓練や練習を重ねることで、自分の心を強化していくという手法で、人によって方法は様々です。

「癒し」「メンタルケア」

傷ついた心を癒すことで、元の状態に戻すことを主とする肩書き

セラピスト

主に心身の健康のサポートを行う人たちの総称。

メンタルに限らず、マッサージなど「癒し」をテーマにしたサービスの場合、○○セラピーや○○セラピストとしていることが多くあります。

カウンセラー

メンタルという言葉から連想される職業として日本においては一番認知度が高いと思われます。

その理由としてスクールカウンセラーや産業カウンセラーなど公的な場にも配置され、公認心理士など国家資格も2017年に誕生しています。

主に臨床心理学など学問を中心とした対話療法を行う”相談員”という立場でクライアントのメンタルケアをします。

ヒーラー

一般的なイメージとして癒し手という意味合いから超常的なチカラやスピリチュアルな能力を使って人を癒す人を指すことが多いです。

ただ、個人的な定義としては「圧倒的なパフォーマンスで人を癒す人」をワタシはヒーラーと呼んでいます。(例:絵を描く、歌を歌うetc.)

まとめ

ある程度分類してみて、なんとなくでも違いが分かったのではないでしょうか。

それぞれに必要なスキルが違ってきますので、ご自身のサービスに合わせた肩書きをつけ、クライアントの方に説明できると、より信頼関係を築けると思います♪( ´▽`)

 

最後にワタシ自身が師匠に言われ、今でも大切にしている言葉をシェアしたいと思います。

 

『カウンセラーに必要なのはコーチの力、コーチに必要なのはカウンセラーの力』

 

この言葉は当時カウンセラーを名乗っていたワタシにむけての言葉ですが、この言葉の意味は「逆の力を身につけなさい」ということ。

 

カウンセラーに来るのはどんな人か?

それは自分に自信をなくしていたり、自分を否定していたり、とにかく自分の内面を見過ぎている人。

一方でコーチに来るのはどんな人か?

もっと成果を出したい人や、もっと結果を出したい、そのため色んな手段を試したりしているがうまくいかなくて困っている人。

 

つまりはカウンセラーに来る人は『内面』を見過ぎているから『行動』を促し、コーチに来る人は『行動』ばかりで『内面』を見ていないから自分と向かいあわせることが必要だということ。

 

 

自分の出来る事ややりたい事ももちろん大切ですが、何よりも”クライアントの方にどうなって欲しいのか”がメンタルを取り扱う人にとって何よりも大切だと感じます( ´ ▽ ` )

結局のところ「心」という分野を扱う以上、扱う側も日々レベルアップしていかなければならないということですね!♪

可能性という名の道が 幾つも伸びてるせいで 散々迷いながらどこへでも行けるんだ

ダイヤモンド/BUMP OF CHICKEN