【疲れた】逆効果!?ポジティブ思考だからしんどくなってしまう5つの原因
- 2021.08.15
- メンタル話
ポジティブ思考で考えているのに、なんだか疲れちゃったなぁ・・・。
こんにちは、アズマカイトです。
今回はこちらのお悩みについて解説していきます。
- なぜポジティブ思考が逆効果になってしまうのか
- ポジティブ思考が原因でしんどくなってしまう考え方
- まとめ
ポジティブ思考の意味をネットで調べてみるとこのように書かれています。
積極思考(せっきょくしこう、英: positive thinking ポジティブ・シンキング)は、なんでも前向きに物事を考えればそれは実現し、人生はうまくいく、という考え方、物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す思考法である。
Wikipedia
確かにポジティブ思考は私たちに良い影響を与えてくれます。
その為、ポジティブ思考を目指したりトレーニングすることは無駄なことではありません。
けれど間違った考え方でポジティブ思考を捉えていくと実は逆効果になってしまうことがあります。
これを書いている私自身も以前この間違いに陥ったことがあり、発する言葉はプラスなのにも関わらず感情はネガティブなものになっていたことがあります。
今回は私の経験も踏まえながら逆効果になってしまう考え方を解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
なぜポジティブ思考が逆効果になってしまうのか?
ポジティブ思考が逆効果になってしまう理由を突き詰めると本当のポジティブ思考ではないから。という答えになります。
じゃあ本当のポジティブ思考とはなんなの?となりますが、ポジティブ思考とは苦しい事態の中でもプラスの要因を見つけていくことで状況を好転させていく考え方です。その為物事あるいは相手に対して真摯に向き合い、考えを深くしていきます。
その一方で目の前のことに対し向き合わなかったり、深く考えずになんとなく良くなるだろうと思うことを「楽観主義」と呼びます。
この楽観主義とポジティブ思考とがごっちゃになっているとポジティブ思考をしているつもりが目の前のことに実は向き合っていなかったり、深く考えずになんとなく物事が良くなると願ったりと本来のポジティブ思考の考え方とは違ってくるので、状況や感情が思った通りにならず、最悪の場合逆効果となってしまうのです。
またいくつかの考え方に囚われてしまっていることで心に余裕がなくなってしまい疲弊する。というパターンもあります。
私の場合もですが、多くの場合はこの固定概念の組み合わせと楽観主義が絡み合っていることが心がしんどくなってしまう原因となっています。
ポジティブ思考が原因でしんどくなってしまう考え方
それではポジティブ思考をしているはずなのに、なんだか心がしんどくなってしまう、疲れてしまうという人はどういう考え方に囚われてしまっているのかを解説していきます。
1.ポジティブ思考が絶対だと思ってしまう
大前提としてポジティブ思考とは数ある思考法の一つであるということ。つまり絶対的で万能といった悩みに対しての特効薬ではありません。
確かにポジティブ思考は悩みや迷いに対して解決の糸口を授けてくれる考え方ではあります。けれどこの考え方が唯一のものであると信じ込んでしまっていると危険です。
極端にいえば盲信してしまっている状態とも言えるので、そのほかの可能性や考え方の否定にもつながってしまいます。
この状態はポジティブ思考を使っているというよりもポジティブ思考に依存してしまっているに近いのです。
2.無意識にネガティブ思考の人を見下してしまっている
ポジティブ思考を信じすぎるがあまり起こってしまう弊害の一つとしてポジティブ思考以外の人、特にネガティブ思考の人たちに対して否定や見下しといった考えを持ってしまっている可能性があります。
ポジティブ思考は数ある思考法の中の1つであり、世の中には色々な考え方があります。考え方自体に良いも悪いも優劣もありません。
しかし「ポジティブ思考=良いこと」という考えが強すぎてしまうと、その他の考え方を受け入れません。
この考えはマルチ商法や怪しいセミナーにハマってしまっている人と同じ状態であるといえます。
例えばポジティブ思考は山頂にあるゴールを目指すためのハイキングコースの1つのようなもので、別のコースと比べて難易度の差はあっても良い悪いや優劣があるわけではありません。
3.ポジティブ思考でなければならないと思っている
ポジティブ思考を生活やビジネスマインドに取り入れる理由の多くは、今よりも良くなるため、豊かになるため、楽しく過ごすためといったように幸せに近づくための手段として始める人が多いのではないでしょうか。
しかしポジティブ思考に傾倒してしまうと、いついかなる時でもポジティブ思考をしなければならないというような、ある種の強迫観念にも似た考えになってしまっている人がいます。
「ネガティブな考えをしてしまった自分はダメだ」「ポジティブに考えれない自分を変えなければ」このように今の自分の感情や考え方に対しダメだとう否定をしてしまっていること自体がもうポジティブ思考ではなくなってしまっているのです。
また人は「〜しなければならない」という考えになると、無意識にそこから逃れるような心理が働きます。
ポジティブ思考にならなければと思えば思うほど、ポジティブ思考から遠ざかる考えばかりに支配されていきます。
4.無理にポジティブな面を見つけようとする
物事にはどんなものにも良い面と悪い面があります。ですので物事の良い面を見つけていくことは大切なことです。
しかし状況として厳しい状況の時でも無理にポジティブな面を見つけようとするのは少し話が違ってきます。
例えば多額の借金があるのに成功への通り道だと思ったり、人に騙されて生活状況が危機にあっても今自分は試されているんだななど。
厳しい現実を目の前にすると、ポジティブにでも考えないとやってられないとポジティブ思考に逃げてしまうのです。
これは目の前のことに向き合わない、都合の悪いことは見ないようにする現実逃避の心理なのです。
5.ポジティブとネガティブの2つしかないと思っている
これまでの考え方の共通点としてポジティブかネガティブの2つしかないと思っているということが挙げられます。
2つしかないということは自分がポジティブでないなら、ネガティブになってしまうので必死にポジティブ側にいようと固執しているのです。
この考え方は何もポジティブ思考だけのものではありません。
物事の白黒やイエスorノー、良い悪いというように全ての物事に対して2つに分けて考える二元論は味方か敵かしかいなくなります。
つまり自分と同じでなければその他は全て敵になってしまう考え方なのです。
特に心の領域において2つにきれいに分かれることはありません。
良い面もあれば悪い面もあるし、元気な時もあれば疲れている時もある。
相反する2つが共存しているのが人であり私たちです。そして中庸と呼ばれるどちらでもないフラットな状態というのも存在します。悟りの境地とはこの中庸の状態とも考えられています。
まとめ
5つの考え方を解説してきましたが、このどれもが私自身が陥ったことのあるものです。
当時の私はポジティブ思考をすればするほど、笑顔がなくなって楽しくなくなっていきました。
この考え方から脱したのは自分自身のネガティブと向き合い始めたことがきっかけです。ポジティブにいこうとしているのは、逆を言えばネガティブな自分の否定です。だからこそネガティブな自分の肯定が必要になってくるのです。
自分のネガティブと向き合うのは怖い、辛い、しんどい。それでも向き合う価値はあるように思えます。
一人では自信がないという方はご連絡ください。サポートさせていただきます。
この記事があなたの一助になれれば幸いです。
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