人生に意味はあるのか?
- 2021.11.20
- コラム
「人生に意味はあるのか?」
時々、思い出したように考える。それも定期的に。
もしかするとこれを見てくれているあなたもそうなのかもしれない。
きっと納得のいく答えが出ても忘れてしまうのか、それとも納得いかなくなってまた疑問として湧いてくるのか。
どちらかわからないが、考える。
考えたところで答えは決まっている。
「意味なんてない。」
もちろん僕自身の主観によるものだから「意味はある」って答える人もきっといると思う。
でも僕は無いって思ってる。
意味はないって頭ではわかっていても心のどこかで「意味があってほしい」と願う僕もいる。
きっとそれは自分に対して「存在してもいい」「生きてていい」という誰かからの証明みたいなものなんだろう。
でも残念ながら誰もそんな意味を与えてくれることはない。
だから結局いつもこの疑問が湧いてきた時の終着点は決まっている。
「自分で意味をつけるしかない。」
自分でつけても良いって自由だけど、自由は時に不安とのセットなんだ。
そうやっていつも自分なりに自分の人生に意味を持たせてきた。
それこそ何度も何度も。
20代、30代前半は特に目の前の目標を掲げて、走ってみた。
それを達成することが生きる意味だと言わんばかりに。
けれど30代も折り返し、後半になってくるとなんだか違和感を感じるようになった。
なんだか目標を目指すのがしんどくなった、なんでこんなに頑張ってるんだっけ?そんな疑問も湧いてくるようになった。
ふと気づいて振り返ってみるともう何年も、いやもしかすると10年以上自分の時間を犠牲にして我慢している自分がいた。
我慢している時は気づかないし、それを嫌とも思っていないんだけど、知らないうちに結構なストレスにもなってたんだと思う。
趣味を楽しんでいる人がとても幸せそうに見えた。
そこで湧いてくる「あれ?なんでこんなに必死に仕事してるんだ?」
元々僕自身、趣味優先の人間だった。お金を稼ぐとか成功するとかあまりそういうタイプではない。
けどいつしかビジネスをしていくことが優先に変わった。
もちろんそれは悪いことじゃない。そういう時期は必要だし、仕事だって人生においてとても大切なものだ。
ただ仕事をしよう!やるぞ!ってエネルギーがいつの間にか「仕事をしなくちゃいけない」「成功しなくちゃいけない」に変わってた。
これって似てるようで大きく違う。自分の中の原動力もモチベーションも全く別物。
ディズニーランドと偽物ランドくらい違う。
一瞬の見た目は似ててもキャラも中身もアトラクションも全然ちがう。
成功しなくちゃいけないってことは成功に関わらないことはするなってこと。
つまり趣味はするな、遊んでる場合じゃ無いだろって無意識に自分に言い聞かせてるってこと。
ワーカーホリック体質も重なって仕事を通してしか自分を表現できないことに息苦しさを感じていたし、趣味をしちゃいけないって思ってたからそりゃ「なんのために頑張ってるんだ?」って人生の意味を疑問にも持つわな。
ここまで読んでくれたあなたもきっと「人生に意味なんてあるのか?」って少しは感じていた人なんだと思う。
僕から言えるのは人生に意味はない。だから自分で意味をつけるしかない。
だけど大層な意味はつけなくても良いと思う。
趣味の時間を楽しんで「クスッ」と笑えたらそれで良いんじゃないかな。
今日一日、一度でもクスりと出来たのなら人生に意味があろうがなかろうが、あなたの人生は充分光り輝いている。
きっと過去のビジネス仲間に言えば生ぬるいって言われるだろう。もっと上を目指せって怒られるかもしれない。
だけど僕の選んだのはこういう生き方だった。
きっとこれからも「人生に意味ってあるのか?」って疑問は湧いてくると思う。
そしてその度に「今日も笑えたからそれでいいや」ってところに落ち着くんだろう。
もしかするとこの先、もっと違う意味を見出すかもしれない。
それでもクスりと笑えるかどうかは大切にしたいと思う。
人生を楽しむひとりの趣味人として。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
普段はメンタルに関するブログを書いていますが、時折コラム的な投稿もしていきます。
僕の記事が何かのきっかけになれたら幸いです。
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